東京情報大学では、学生が実践的にビジネスを立ち上げ、運営する力を養うためのユニークな取り組みとして「ドリームラボ(DreamLab)」というビジネス実験型サークルを展開しています。
ドリームラボとは?
ドリームラボは、「学内の授業だけでは得られない実践的な経験を積みたい」「将来起業を考えている」「ビジネスやマーケティングに興味がある」という意欲ある学生が集まり、自分たちのアイデアを基に商品やサービスの企画・開発に取り組んでいます。
設立の背景には、学生たちが社会に出る前にリアルなビジネス体験を積むことができる環境を作りたいという思いがありました。これまでの授業や講義の枠を超え、学生自身が主体的にプロジェクトを動かし、試行錯誤を繰り返しながら実務的な知識や経験を積んでいくことを目的としています。
現在、メンバーは6〜10名ほどで構成されており、異なる学年や学部の学生が集まって多様な視点で意見交換を行っています。
具体的な活動内容(計画中のプロジェクトを含む)
Webサイト・スマホアプリ開発プロジェクト
ドリームラボでは、Webサイトやスマホアプリの開発を学生が主体となって企画しています。実際の収益化を視野に入れ、デザインやプログラミング、データ分析といった実践的なスキルを学ぶためのプロジェクトを立ち上げる予定です。
ECサイト運営プロジェクト
ドリームラボの学生メンバーは、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどの大手ECプラットフォームを活用した商品販売プロジェクトを計画しています。学生自身が商品企画、マーケティング戦略の立案、販売ページ作成・運用などを担当することで、実際の市場環境でビジネスを経験し、消費者ニーズを直接感じる機会を提供したいと考えています。現在、プロジェクトの具体的な準備段階に入っています。
その他にも、学生食堂の混雑緩和の為のソリューション開発、授業中にリアルタイムに質問やアンケートができるサービス開発、ドライアイの方向けのドライアイ緩和システムの構築など、学生視点の多種多様なビジネスアイデアがでています。
プロジェクトの進め方
各プロジェクトは基本的に学生が主体となって進めています。定期的な打ち合わせには先生方や校友会に所属する卒業生も参加し、プロジェクトの方向性や進捗について随時助言をいただいています。特にビジネスの基礎知識やビジネスモデル構築方法など、専門的な知見を持つ卒業生の支援が大きな力となっています。
起業に必要なポイント
ドリームラボでは、実際のビジネスを立ち上げるにあたり、以下のようなポイントを重視しています。
- ビジネスモデルの明確化
- 市場・競合分析
- ターゲット顧客の特定
- 資金調達方法の検討
- リスク管理戦略
- チームビルディング
- 法務・税務への理解
- 持続可能な事業運営計画の策定
これらの要素を実践的に学ぶための活動を展開する予定です。
学生がプロジェクトを進める上で大切にしている理念
ドリームラボが掲げる理念は「学生だからこそ気付ける視点で、世の中の課題を解決するビジネスを生み出すこと」です。学生ならではの柔軟で新鮮な視点を活かし、社会貢献につながる具体的なアイデアを実現していくことを目指しています。
学生が得られるメリットやスキル
ドリームラボに参加することで学生は、実際のビジネス経験を積むことができるだけでなく、企画力や問題解決能力、プロジェクト管理能力、コミュニケーションスキルなど、社会で即戦力となる幅広い能力を身につけることが期待されます。また、起業に向けて必要な自信やリーダーシップを養うこともできます。
卒業生の皆様へのお願い
ドリームラボは、学生たちがビジネスを実践的に学び、将来的に社会で活躍できる人材となるための貴重な場です。卒業生の皆様の実社会で培われた豊富な経験や知識は、私たち学生にとってかけがえのない財産となります。
具体的には、ビジネスモデルの作成支援、市場調査の方法、マーケティング戦略のアドバイス、プロジェクト進行における課題解決の助言など、多方面でのサポートを必要としています。
また、定期的なミーティングに参加いただき、学生たちが直面する課題や疑問に直接ご助言をいただければ幸いです。学生の情熱や意欲に触れていただき、未来の起業家やビジネスリーダーの育成にぜひご協力ください。
ドリームラボへのお問い合わせや具体的な協力のお申し出は、校友会事務局までお気軽にご連絡ください。卒業生の皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。