校友会の理事会ってどんな事してるの?

「卒業してから母校と疎遠になった」「校友会の“理事会”って何をしているの?」――そんな疑問を持つ卒業生のために、理事会の役割や最近のトピックをわかりやすくまとめました。理事会は、学生の挑戦を後押しし、卒業生ネットワークを広げる“母校のエンジンルーム”。オンライン主体で行われる会議の裏側をのぞいてみましょう。

理事会とは?

開催ペース:定例は 年4回(7月・9月・11月・翌2月)​​

開催時間:土日など休みの日の午前中など

形式:Zoomや状況によりハイブリッド開催

所要時間:おおむね 1時間半〜2時間

議題区分:活動報告/決裁事項/行事対応(例:卒業式)/大学・法人連携/その他――の4〜5区分で運営されています​​

理事メンバー

以下14名のメンバーで校友会を運営しています。
理事メンバーは全員卒業生。

監事
山老 賢一
1995年 経営情報学部卒業


監事
磯部 聡
1992年 経営情報学部卒業

最近の主な議題と決定事項

理事会のタイミングによって様々な議題を議論・報告しています。

Dream Lab × 齊藤商店「Dream Lab」は学生が起業や“リアルな仕事”に挑戦するプログラム。今回は校友会員のである斎藤さんが経営されている「齊藤商店」と組み、新商品の企画とオンライン販売ができないか挑戦。
北海道支部の単独化校友会には全国・海外に“支部”という地域ごとの集まりがあります。これまで「東北・北海道支部」は一つでしたが、活動範囲が広すぎるため 北海道単独の支部 を新設することに。1999年卒の永峯さんが支部長候補に選ばれ、総会で正式決定する予定です。
情報大さんまプロジェクト農大のホームカミングデーのイベントで、校友会が東京情報大学斎藤商店の 開きサンマ を販売した企画。目標150尾に対して169尾を完売。利益の使い道(学生奨学金に充てるか、キャンパス設備に寄付するか)は次回理事会で決定します。
ホームカミングデー2024卒業生がキャンパスに集う年に一度の同窓会。2024年はリアル開催に集中し、オンライン配信は行わず 120名が対面で交流。茶席ブースでは抹茶と琴の生演奏を体験でき、のべ81名が参加しました。
会則改正案〈1〉名誉会長ポストを新設〈2〉個人情報保護法の改正に合わせて 名簿の取り扱いルール を明文化。どちらも総会での承認を目指しています。

運営・IT・財務アップデート

大学のメール転送サービス:これまで卒業生は「@ed.tuis.ac.jp」宛てメールを無期限で自分の私用アドレスへ転送できました。利用者増とサーバ老朽化により維持費・セキュリティ負荷が上昇。
→ 卒業後1年間だけ転送に縮小し、その間に各自が連絡先を更新する方式へ。サーバ容量を半分に減らし、運用コストと情報漏えいリスクを下げます。

ガイドブック刷新:冊子から三つ折りリーフレットへの移行を検討中。印刷・郵送コストを大幅削減し、浮いた予算を学生支援へ活用する計画です​​
2023年7月 伊藤先生が運営されるハテマロハウスで開催したときの理事会の様子
理事会の様子(オンライン開催)

まとめ

理事会は、予算・会則・インフラ投資といった堅実な数字を精査する「経営会議」であると同時に、新規ビジネスや地域イベントを生み出す「企画ワークショップ」の顔も併せ持っています。

およそ2か月ごとに開かれるハイブリッド会議では、全国に散らばる14名の役員が Zoom 上で即座に意見を交わしています。

こうした体制により、学生向けの Dream Lab プロジェクトやホームカミングデーの改善案、メール転送サービスの見直し、ガイドブック刷新など、学生支援・卒業生サービス・IT 財務改革に関する意思決定がスピーディーに進みます。

世代も地域も異なる理事がリアルタイムで課題と成果を共有し合うことで、母校と校友コミュニティのアップデートサイクルが加速していきます。