卒業生の皆様、こんにちは。東京情報大学校友会です。
11月に入り、キャンパスの木々も色づき始め、朝晩はだいぶ冷え込むようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は、去る11月2日(日)に行われた「第33回若葉区民まつり」への参加報告です。
地域の一大イベントであるこのお祭りに、私たち校友会として模擬店を出すのは、実は今回が初めての試みでした。
当日は、卒業生が経営する鮮魚店「齊藤商店」さん、現役学生の「池田ゼミ」、そして私たち「校友会」の3団体がタッグを組み、「サンマの炭火焼き」のブースを出店しました。
煙と笑顔に包まれた当日の様子を、たっぷりとレポートします!

🍁 朝8時、冷たい空気と熱い火起こし
当日は朝8時に大学へ集合しました。
11月ということもあり、朝の空気はひんやりとしていましたが、空は見事な秋晴れ。絶好のお祭り日和です。
まずはテントの設営と、一番の難関である「火起こし」からスタートです。
300匹以上のサンマを焼くためには、安定した強い火力が必要です。しかし、朝の冷えた炭になかなか火がつかない……なんてトラブルは、屋外イベントではよくある話。
しかし、今回は強力な助っ人がいました。キャンプに慣れている校友会のメンバーです!
持参したのは、使い慣れたキャンプ用のガスバーナー。
そして何より驚いたのが、その「炭の組み方」です。空気の通り道を計算して立体的に積み上げられた炭は、まるでプロの仕事。
バーナーの炎がゴーッという音を立てて炭を舐めると、あっという間に赤々と美しい火が起きました。
「おお、さすが!」「やっぱり慣れてる人は違うね」
周囲から感嘆の声が上がり、開始早々、チームの士気が一気に高まりました。

🐟 「情報大さんま」と、強気の準備数
今回私たちが販売したのは、ただのサンマではありません。
以前、東京農業大学のオープンキャンパスに出展した際にも大好評だった「情報大さんま」です。
卒業生である齊藤商店に代々伝わる「特製塩ダレ」にじっくりと漬け込んだサンマで、味がしっかり染みているのが特徴なんです。
実は今回、サンマの準備数にはちょっとした裏話があります。
去年の農大での出店が大成功だったこともあり、「地元の若葉区民まつりなら、もっと売れるはずだ!」と、私たちはかなり強気の数を用意して臨みました。
その数、なんと300匹以上。
「ちょっと多すぎたかな…?」と一瞬不安がよぎりましたが、美味しいものを届けたいという熱意は誰にも負けません!

🌫️ 煙は最高の宣伝! 行列のできるサンマ屋さん
お祭りが始まり、炭火の上にサンマを並べると、ブースの周りの空気が一変しました。
ジュワッという音と共に脂が炭に落ち、香ばしい煙がモクモクと立ち上ります。
最近は煙が出るからと敬遠されがちな炭火焼きですが、屋外イベントではこの「煙」と「匂い」こそが最強の宣伝です。
「うわぁ、いい匂い!」「今どき炭火焼きが見られるなんて珍しいね」
匂いに誘われたお客様が次々と足を止めてくださり、お昼のピーク時には10人ほどの行列ができる賑わいとなりました。

🎓 学生たちの奮闘とアンケート調査
今回一緒に参加した「池田ゼミ」の学生さんたちの活躍も光っていました。
彼らは普段、ゼミ活動の一環として齊藤商店さんのサンマを使った商品開発に取り組んでいるそうです。今回の出店は、自分たちが扱う商品を直接お客様に届ける貴重な実践の場です。
最初は緊張していたのか、声も少し小さめだった学生たち。
そこで、私たち校友会のメンバーが「いらっしゃいませー!」「焼きたてですよ!」と手本を見せながら一緒に声を出してみました。
すると、学生たちもすぐにコツを掴んだようです。だんだんと大きな声が出るようになり、積極的に通りがかる人に声をかけてお客様を呼び込んでくれました。
また、彼らの仕事は呼び込みだけではありません。
焼きあがった熱々のサンマを丁寧にパックに盛り付けたり、商品を手渡したり。さらには、商品開発のための「アンケート調査」も行っていました。
「お味はいかがでしたか?」「普段サンマは食べますか?」
お客様の生の声を真剣に聞き取る姿は、まさに「学びの実践」。頼もしい後輩たちの姿に、私たちも刺激をもらいました。

🥢 タレだけで絶品! スタッフのお昼ご飯
忙しい時間の合間を縫って、私たちスタッフもお昼ご飯としてサンマをいただきました。
自分たちで焼いたサンマを、青空の下で食べる贅沢!
一口食べて驚いたのは、「醤油がいらない」ということです。
齊藤商店秘伝の塩ダレが中までしっかりと染み込んでいて、そこに炭火の香ばしさが加わり、そのままで最高に美味しいんです。
「これはご飯もお酒も進む味だね」「やっぱり炭火は違うなあ」
スタッフ一同、その美味しさに改めて感動し、午後の販売への活力が湧いてきました。

✨ 初出店を終えて
最終的な結果としては、強気で用意しすぎたこともあり(笑)、完売とまではいきませんでした。
それでも、300匹近くが売れるという大盛況の結果となりました!
買ってくださったお客様からは、
「おいしかったよ!」
「家では焼けないから、こういうイベントで食べられるのは嬉しい」
といった温かいお声をたくさんいただきました。
何より、初めての若葉区民まつりへの参加で、
- 「齊藤商店」という卒業生の技術
- 「池田ゼミ」の現役学生の熱意
- 「校友会」のサポート力
これらが一つになって活動できたことは、完売以上に価値のある、とても有意義な時間となりました。

ご来場いただいた地域の皆様、協力してくれた齊藤商店さん、そして最後まで頑張ってくれた池田ゼミの学生の皆さん、本当にありがとうございました。
校友会では、今後もこういった地域や学生と連携した活動を大切にしていきたいと思います。
今回来られなかった卒業生の皆さんも、次はぜひ、この美味しい匂いと熱気を体感しに来てくださいね!
